チャートの読み方

ローソク足チャートの基本:四本値・実体・ヒゲの読み方

ローソク足が示すもの、始値・高値・安値・終値が実体とヒゲを作る仕組み、時間足で形が変わる理由、平均足との違いを解説します。

執筆 Sky Trade 編集部更新日 7分で読めます

ローソク足は、ある期間に価格が何をしたかを一本に凝縮した要約です。どこから始まり、上下それぞれにどこまで動き、どこで終わったか。一本のローソク足が読めるようになると、チャートはただの波線ではなく、買い手と売り手をめぐる小さな物語の連なりに変わります。

すべてのローソク足を支える四つの価格

ローソク足は四つの数字から作られ、ふつう OHLC(四本値)と略されます。

  • 始値(Open) — その期間の最初の価格。
  • 高値(High) — その期間に付けた最も高い価格。
  • 安値(Low) — その期間に付けた最も安い価格。
  • 終値(Close) — その期間の最後の価格。

目に見えるものはすべて、この四つの値から描かれています。高値と安値のどちらが先に付いたかという順序は、ローソク足には記録されません。まったく違う動きをした二つの 1 分間が、同じ形のローソク足になりうるということなので、覚えておく価値があります。

実体、ヒゲ、色

実体は始値と終値のあいだの長方形です。その上下に伸びる細い線がヒゲ(影、シャドウとも呼ばれます)で、上ヒゲは実体の上端から高値まで、下ヒゲは実体の下端から安値まで伸びます。

色は方向を表します。多くのチャートでは、始値より上で終わったローソク足は緑(強気の陽線)、始値より下で終わったものは赤(弱気の陰線)です。白と黒、あるいは中抜きと塗りつぶしで区別するトレーダーもいますが、考え方は同じです。

形の比率から読み取れること:

  • 実体が長くヒゲが短い:価格が一方向にはっきり動き、終値までそこにとどまったことを示します。
  • 実体が小さくヒゲが長い:価格は大きく動いたものの、始まった場所の近くで終わったことを示し、迷いのサインです。始値と終値がほぼ等しい極端な形が十字線(同時線)です。
  • 長い上ヒゲは価格が押し上げられた後に押し戻されたこと、長い下ヒゲはその逆を示します。

大事なのは「示す」という言葉です。ローソク足は起きたことを描写するだけで、次に何が起きるかは教えてくれません。

具体例で読む

EUR/USD の 1 分足を想像してください。その 1 分は 1.08500 で始まります。価格はまず 1.08470 まで下げ、次に 1.08560 まで上昇し、最後は 1.08540 で 1 分を終えます。

  • 始値 = 1.08500、高値 = 1.08560、安値 = 1.08470、終値 = 1.08540。
  • 終値が始値より上なので、ローソク足は緑です。
  • 実体は 1.08500 から 1.08540 まで、つまり 4 pips です。
  • 上ヒゲは 1.08540 から 1.08560 まで(2 pips)、下ヒゲは 1.08500 から 1.08470 まで(3 pips)です。
  • 値幅の合計(高値 − 安値)は 9 pips です。

読み解くと、この 1 分は買い手の勝ちですが、すっきりした勝ちではありません。まず売り手が始値より 3 pips 下まで押し下げ、買い手は最高値を守り切れませんでした。9 pips の値幅のうち実体が 4 pips というのは、圧倒的ではなく中程度の動きです。

同じ期間、たくさんのローソク足:時間足

同じ価格の流れは、どんな長さの期間にでも区切れます。1 分足を五本まとめると 5 分足が一本できます。最初の一本の始値、最後の一本の終値、五本の中で最も高い高値と最も安い安値です。だからこそ、きれいで力強く見える M5 のローソク足の中に行ったり来たりの揉み合いが隠れていることがあり、S5 で見ると驚くようなスパイクが M15 ではまったく見えないこともあります。

Sky Trade のターミナルでは、S5(5 秒)から D1(1 日)までの時間足を選べます。短い時間足ほど細部が見え、ノイズも増えます。長い時間足ほど滑らかですが、反応は遅くなります。どちらが「正しい」わけでもなく、同じ値動きを違う倍率で見ているだけです。

短い満期にとっての意味

30 秒の取引を開く場合、M1 のローソク足一本ですでに取引期間の 2 倍をカバーしているので、そこから分かるのは背景だけです。S5 や S10 なら、その取引の結果を実際に決める動きが見えますが、それらのローソク足は小さく、ほとんどがランダムに見えます。一つ上の時間足で全体の流れを確認し、下の時間足はタイミングを計るためだけに使う、というのが理にかなった習慣です。

平均足(Heikin Ashi):滑らかにしたローソク足

平均足(日本語の「平均足」がそのまま Heikin Ashi という名前になりました)は、見た目はローソク足チャートですが、加工した値を使います。

  • 平均足の終値 = その期間の始値・高値・安値・終値の平均。
  • 平均足の始値 = 一つ前の平均足の実体の中間点。
  • 平均足の高値と安値 = 実際の高値・安値と、平均足の始値・終値のうち最も高い値と最も安い値。

その結果、チャートは滑らかになり、トレンドは片側にヒゲの少ない同じ色のローソク足の連続として現れます。その代償として、平均足は実際の価格を示しません。平均足の終値は、たいてい期間終了時に市場で実際に付いた価格ではないので、エントリー価格や正確な水準をそこから読み取ってはいけません。大まかな方向の判断に使い、正確さが必要なときは通常のローソク足に戻しましょう。

ローソク足を読むときのよくある間違い

  • 確定前のローソク足で判断する。 残り 10 秒の時点で力強い緑の足に見えても、最終的に十字線で終わることがあります。ターミナル設定のローソク足タイマーを使えば、残り時間が分かります。
  • 一本だけを切り離して読む。 長い下ヒゲは、何度も試されたサポート水準で出た場合と、何もない場所で出た場合とでは意味が違います。
  • 色を予報として扱う。 緑の足が三本続いても、四本目が緑になりやすくなるわけではありません。特に OTC 銘柄では、価格は Sky Trade のサーバーが生成しており、次の動きは予測不可能で、実際の市場には連動しません。そこでのローソク足の形に、未来についての隠れた情報はありません。
  • 異なる時間足のローソク足を同じ尺度で比べる。 S15 の「大きな」足は、pips で見ると平均的な M5 の足より小さいことがあります。

パターンを探す前に、いくつかのローソク足の四本値を声に出して言う練習をしましょう。OHLC が一瞬で読めるようになれば、ほかのことはすべて楽になります。

Sky Trade ターミナルでの設定方法

チャート上部のチャートタイプ選択でローソク足(または平均足、バー)を選び、その隣で S5 から D1 までの時間足を選びます。チャートタイプを切り替えても、取引の決済価格は変わりません。取引の結果は常に、満期時点のサーバーの実際の価格で決まります。

ローソク足をうまく読めてもリスクはなくなりません。ペイアウト率は投資額の 100% 未満なので、そこそこの的中率でも損失が出ることがあります。失っても困らない資金だけで取引してください。

よくある質問

ローソク足チャートの OHLC とは何の略ですか?

始値(Open)、高値(High)、安値(Low)、終値(Close)で、そのローソク足がカバーする期間の最初・最高・最安・最後の価格です。実体は始値と終値のあいだに描かれ、ヒゲは高値と安値まで伸びます。

ローソク足のヒゲは何を意味しますか?

ヒゲは、その期間中に価格が実体を越えてどこまで動き、そして戻ってきたかを示します。長いヒゲは、価格がその水準まで行ったものの、終値の時点ではそこにとどまらなかったことを意味します。

緑のローソク足は必ず強気ですか?

緑の足が意味するのは、その期間の終値が始値より上だったということだけです。下落相場の一部であることもありますし、次の足について確かなことは何も語りません。

通常のローソク足の代わりに平均足を使うべきですか?

平均足はノイズを抑えて大まかな方向を見るのに役立ちますが、実際に取引された価格は表示しません。多くのトレーダーは流れの確認に平均足を使い、正確な水準を見るときは通常のローソク足に切り替えています。

初心者はどの時間足でローソク足を見るべきですか?

ローソク足が読みやすい M1 か M5 から始め、一つ上の時間足で全体の流れを確認しましょう。満期との合わせ方は時間足のガイドで解説しています。

さらに学ぶ

まず練習してから判断する

Sky Trade のすべてのアカウントには $10,000 のデモ残高が付いており、価格とペイアウト率はリアル口座と同じです。アカウントを作成するか、デモの仕組みをご覧ください。