毛抜き天井と毛抜き底:重要な水準で揃う高値と安値
毛抜き天井・毛抜き底のでき方、既知の水準で揃う高値・安値が重要な理由、どこまでを「揃う」とみなすか、失敗するパターンを解説します。
毛抜き天井(ツイーザートップ)は、上昇の後、ふつうは隣り合う二本のローソク足がほぼ同じ高値に達してできる形です。毛抜き底(ツイーザーボトム)は、下落の後に二本の足が同じ安値に達する形です。このパターンは、ある価格が二度試され、二度退けられたことを示しています。その価格がすでに意味を持つ水準なら有益な情報ですが、そうでなければほとんど意味がありません。
定義
毛抜き天井:
- 価格が上昇してきた。
- 連続する(またはごく近い)二本の足の高値が一致するか、ほぼ一致する。
- 典型的には一本目が陽線、二本目が陰線だが、変形もある。
毛抜き底:
- 価格が下落してきた。
- 連続する二本の足の安値が一致するか、ほぼ一致する。
- 典型的には一本目が陰線、二本目が陽線。
決め手は共有された極値であって、実体の形ではありません。片方または両方の足が、その極値に目立つヒゲを持つことがよくあります。天井なら流れ星、底ならハンマーのような形です。用語集の毛抜きに短い定義があります。
どこまで近ければ「揃っている」のか
5 桁表示の FX レートでは、二つの高値が最後の桁まで同じになることはまれです。トレーダーは小さな差を許容しますが、「小さい」はローソク足の大きさに対して定義すべきです。実用的な方法は、差がその時間足の平均的なローソク足の値幅のおよそ 10 分の 1 未満なら、高値が揃っているとみなすことです。典型的な足が 6〜8 pips の EUR/USD の M15 なら、1 pip 未満です。
許容範囲を広げれば、どのチャートにも毛抜きが見えるようになります。狭めれば、ほとんど見えなくなります。許容範囲を一つ決めて、それを守りましょう。
水準とのコンフルエンスが重要な理由
何もない場所で同じ価格が二度試されても、それはほとんど偶然の反映です。価格はどこかで止まらなければならないのですから。以前に市場が転換した水準での二度の試しは、別の話です。その水準が再び守られているのです。
毛抜きをより意味のあるものにするもの:
毛抜き天井はダブルトップの小型版です。上位の時間足で、数時間離れた水準への二度の試しは、ローソク足パターンではなくチャートパターンになります。
具体例
M15 の AUD/JPY が 2 時間かけて 97.500 から 97.950 まで上昇し、先週二度反落したキリのいい数字、98.000 に近づきます。
- 一本目:陽線、始値 97.900、高値 97.985、終値 97.960。
- 二本目:陰線、始値 97.960、高値 97.983、終値 97.910。
高値 97.985 と 97.983 の差は 0.2 pips で、許容範囲に十分収まっています。どちらも 98.000 のすぐ下で止まりました。二本目は安値近くで引けています。既知の水準での毛抜き天井です。
次はどうなるでしょうか。トレーダーは、価格が二本目の安値である 97.900 付近を下抜けるかどうかを見ます。下抜ければ、二度の拒否の重みが増します。三本目が 97.990 を突き抜けて 98.000 の上で引ければ、水準は破られ、毛抜きは無効になります。二度の試しはブレイクアウトの前にも起きます。二度目の試しが、突き抜ける前に市場が注文を集めている段階であることもあるのです。
毛抜きが失敗するとき
- 三度目の試し。 二度試された水準は、三度目に試されて破られることがよくあります。
- 緩い定義。 数 pips も違う二つの高値を「揃っている」と呼べば、どの二本の足もパターンになってしまいます。
- 先行する動きがない。 横ばいのレンジでは、揃った高値はただのレンジの端です。
- 強いトレンド。 速いトレンドでは、揃った高値での一休みの後に継続が続くことがよくあります。
短い満期と OTC
S5〜M1 のチャートでは、価格が小刻みに動くというだけで、隣り合う足が高値や安値を共有することがよくあります。短い満期では、多くのトレーダーが M15 や H1 のチャートから引いた水準で毛抜きを探し、下位の時間足での一致は疑ってかかります。
Sky Trade の OTC 銘柄では、価格は Sky Trade のサーバーが生成しており、実際の市場には連動しません。モデル上次の動きは予測不可能で、そこで水準を守っている人もいないので、OTC で高値や安値が揃うのは偶然です。
Sky Trade ターミナルでの使い方
価格が到達する前に水平線ツールで水準を引き、クロスヘアで二本の足の正確な高値や安値を読み取りましょう。大幅に拡大しないと揃っているかどうか分からないなら、意味のある形では揃っていない可能性が高いです。
二度持ちこたえた水準も、三度目に破られることがあります。ペイアウト率が 100% 未満なので、損益ゼロにするだけでも半分を超える取引で勝つ必要があります。
よくある質問
毛抜き天井とは何ですか?
上昇の後に高値が揃う、ふつうは隣り合う二本のローソク足です。価格が同じ水準で二度退けられたことを示しています。
毛抜きのローソク足は完全に一致している必要がありますか?
いいえ。小さな差は普通ですが、典型的なローソク足の大きさに比べてごくわずかであるべきです。許容範囲を一貫させれば、あらゆる場所に毛抜きが見えてしまうのを防げます。
毛抜き底は強気ですか?
下落の後、特に既知の水準でサポートが持ちこたえていることを示唆する場合があります。それでも、パターンの上で引ける足などの確認が必要です。
毛抜き天井とダブルトップの違いは何ですか?
同じ考え方を異なる規模で描いたものです。毛抜き天井は連続する二本の足で、ダブルトップは押しを挟んだ水準への二度の試しで、ふつうは多くの足にまたがります。
天井での毛抜きが強気になることはありますか?
価格が揃った高値を上抜ければパターンは無効になり、その水準はサポートに変わるかもしれません。二度の試しは、反転の前にもブレイクアウトの前にも起こりえます。