ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)
各期間のトゥルーレンジをもとに、直近の値動きの平均的な大きさを示すボラティリティ指標。方向は無視します。
アベレージ・トゥルー・レンジは J・ウェルズ・ワイルダーのもう一つのツールで、直近N期間(通常14)のトゥルーレンジを平均したものです。結果は価格の単位で表され、EUR/USD のM5で ATR が0.0008なら、5分足1本の平均的な値幅が約8 pipだったことを意味します。
ATR は方向について何も語りません。ATR の上昇は上昇相場にも下落相場にも伴い得ます。示すのは値動きが大きくなっていることだけです。そのため、予測ではなく実務的な問いに役立ちます。
- いつもと比べて相場は静かか、活発か
- このブレイクアウトのローソク足は、普段の値動きに比べて大きいか
- 自分の満期は、典型的な値動きが展開するのに十分な長さか
通常の取引では、ATR はストップの距離やポジションサイズの設定にも使われます。損失が取引額に限られる固定ペイアウト型の取引では、主な役割は満期と期待を現在のボラティリティに合わせることです。
ATR の値は、割合に換算しない限り銘柄間で比較できません。また、ほかの平均と同じく急な変化には遅れます。Sky Trade のターミナルでは ATR はオシレーターのグループにあります。ATR のガイドとボラティリティの解説を参照してください。
GBP/USD のM1の ATR(14) は、03:00 UTCには1.5 pip、13:35 UTCには4.2 pipです。米国指標の発表後には、同じ30秒の取引がほぼ3倍の値動きにさらされます。