はらみ線:内側に収まるローソク足、はらみ寄せ線と読み方
陽・陰のはらみ線のでき方、インサイドバーとの関係、はらみ寄せ線とは何か、はらみ線が反転ではなく一休みを示す理由を解説します。
はらみ線は二本のローソク足のパターンで、小さな足が直前の大きな足の実体の中に完全に収まる形です。「はらみ」とは身ごもることを意味し、一本目が母親、二本目がその中にいる子どもです。包み線が突然の主導権の奪取を示すのに対し、はらみ線はその逆、勢いの急な喪失を示します。つまり、まずは一休みのシグナルであり、さらに証拠が続いた場合にだけ反転のシグナルになります。
定義
陽のはらみ線(下落の後):
- 大きな陰線。
- 実体が一本目の実体の中に完全に収まる小さな足(ふつうは陽線)。
陰のはらみ線(上昇の後):
- 大きな陽線。
- 実体が一本目の実体の中に収まる小さな足(ふつうは陰線)。
二本目の色は、その大きさと位置ほど重要ではありません。このパターンを定義しているのは、強い期間の後、市場がその期間の実体の端にさえ届かなかったという事実です。用語集のはらみ線に短い定義があります。
はらみ寄せ線
二本目が十字線、つまり始値と終値がほぼ等しい場合、このパターンははらみ寄せ線(ハラミクロス)と呼ばれます。二期間目が完全な迷いで終わったので、停滞のより強いサインだと考えるトレーダーもいます。しかし、強い停滞も停滞であることに変わりはありません。直前の動きが一休みしたことを示しているだけで、反転するとは言っていません。
はらみ線とインサイドバー
はらみ線は、バーチャートを使うトレーダーがインサイドバーと呼ぶパターンに近いものですが、違いがあります。
| はらみ線 | インサイドバー | |
|---|---|---|
| 比べる部分 | 実体(始値〜終値) | 値幅全体(高値〜安値) |
| 一本目の足 | 大きく、トレンド方向 | どんな足でもよい |
| 一般的な読み方 | 勢いの衰え、反転の可能性 | どちらかへのブレイクアウト前の収縮 |
実体も入れ子になっているインサイドバーはすべてはらみ線ですが、はらみ線はヒゲが一本目の値幅からはみ出していても成立します。インサイドバーを使うトレーダーは、価格が一本目の高値か安値を抜けるのを待ち、抜けたほうについていくことがよくあります。これははらみ線にも役立つ考え方です。このパターンは収縮を描いており、収縮はどちらの方向にも解消されうるのです。
具体例
M15 の EUR/JPY が上昇し、直近の足は力強い陽線で、162.200 で始まり 162.500 で引けます。162.550 のレジスタンス水準のすぐ下で終わっています。
次の足は 162.470 で始まり、162.430 と 162.520 のあいだをさまよい、162.450 で引けます。その実体(162.470〜162.450)は直前の実体(162.200〜162.500)の中に収まっています。レジスタンスのすぐ下での陰のはらみ線です。
慎重な読み方はこうです。上昇は水準で一休みした。これを反転として扱うには、価格が一本目の中間点である 162.350 付近より下、少なくともはらみ線の安値より下で引けるのを見たいところです。逆に次の足が 162.520 を上回って引け、レジスタンスを抜ければ、はらみ線は継続前の一呼吸にすぎなかったことになります。
はらみ線が単独では弱い理由
- 大きな足の後に小さな足が出るのは、ごくありふれたことです。ボラティリティは波のように訪れるので、大きな足の後にはそれだけで小さな足が続きがちです。
- このパターンは、反対側が主導権を握ったことではなく、トレンド側がペースを落としたことしか示しません。
- 強いトレンドでは、はらみ線は短い揉み合いとして何度も現れます。
だからはらみ線は、明確な水準のような出現位置や確認の足と組み合わせるか、勢いの衰えを示すインジケーターを通して読むのが一般的です。重複したツールを増やさずに証拠を加える方法は、インジケーターの組み合わせ方の記事で取り上げています。
短い満期と OTC
S5〜M1 のチャートでは、大きな足の内側に小さな足が入る形は絶えず現れます。短い満期では、はらみ線は主に市場が一瞬静かになったサインであり、それは次の数秒がほぼランダムに近いかもしれないということでもあります。多くのトレーダーは、意味のある水準の近くで、M5 や M15 で見つけるほうを好みます。正反対の拡大型のパターンについては包み線の記事で扱っています。
Sky Trade の OTC 銘柄では、価格は Sky Trade のサーバーが生成しており、実際の市場には連動しません。モデル上次の動きは予測不可能なので、そこでのはらみ線は活発な足の後の静かな足にすぎず、方向についての含みはありません。
Sky Trade ターミナルでの使い方
チャートタイプはローソク足を使い、一本目の実体を四角形で囲んでおくと、二本目の実体がその中にとどまるか、最終的にどちら側へ抜けるかが見えます。パターンと判断するのは、二本目が確定してからにしましょう。
一休みは転換ではありません。ペイアウト率が 100% 未満では、一休みがどちらへ解消されるかを当てるのに、損益ゼロにするだけでも半分を超えて正解する必要があります。
よくある質問
はらみ線とはどんなローソク足パターンですか?
小さな足の実体が、直前の大きな足の実体の中に収まる二本のローソク足のパターンです。強い期間の後に勢いが鈍ったことを示しています。
はらみ寄せ線とは何ですか?
二本目が十字線になっているはらみ線です。さらに強い迷いを示しますが、反転と読むにはやはり確認が必要です。
はらみ線はインサイドバーと同じですか?
似ています。はらみ線は実体を比べ、ふつうは強いトレンドの足の後に現れます。インサイドバーは高値〜安値の値幅全体を比べ、どちらの方向へのブレイクアウトのセットアップとしてもよく使われます。
陽のはらみ線は買いのシグナルですか?
単独ではそうではありません。売りが鈍ったことを示しているだけです。多くのトレーダーは、陽線が一本目の中間点かはらみ線の高値を上回って引けるのを待ってから、反転のサインとみなします。
はらみ線の反対は何ですか?
包み線です。二本目の実体が一本目の内側に収まるのではなく、一本目を覆う形です。