用語集 · インジケーター

遅行指標

過去の価格から作られるため、値動きが始まった後でそれを確認するインジケーター。たとえば移動平均線や MACD。

執筆 Sky Trade 編集部更新日

遅行指標は価格の後を追います。移動平均線、MACD、パラボリック SAR、ADX、一目均衡表は、どれも確定した過去のローソク足から計算されるため、相場が動いた後で反応します。そのシグナルは先取りではなく確認です。

この遅れは平滑化の代償です。ノイズを取り除くには時間をかけて平均を取る必要があり、平均を取れば反応は遅れます。50期間の平均は10期間の平均より反応が遅いものの、だまされる回数は少なくなります。速さと信頼性を両立させる設定はありません。

実務上の結果:

  • きれいなトレンドでは、遅行指標は動きの中盤をとらえ、正しい側にとどまらせてくれる。
  • レンジでは行ったり来たり切り替わり、往復ビンタの損失を生む。
  • 転換点では、仕組み上どうしても遅れる。

よくある誤解は、インジケーターを「遅行=悪い」「先行=良い」に分けることです。実際には先行指標も過去の価格から計算されており、反応が速いだけで、別の形で失敗します。多くのトレーダーは、方向を見るための遅行型のツール1つと、タイミングを計るための速いツール1つを組み合わせます。インジケーターの組み合わせ方を参照してください。

例

GBP/USD が1.2600で上向きに転じ、1.2650まで上昇しました。EMA 9/21 のクロスが現れたのは動きの半ばの1.2625。遅行型のシグナルで予想すべき、まさにその遅れです。

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