取引の基礎

FX 市場のセッション:シドニー・東京・ロンドン・NY を UTC で

UTC での FX 各セッションのおおよその時間、夏時間によるずれ、重なる時間帯、通貨ペアごとの活発な時間、週末クローズの意味を解説します。

執筆 Sky Trade 編集部更新日 7分で読めます

FX 市場は日曜の夜から金曜の夜(UTC)まで 24 時間動いていますが、一日中同じように活発なわけではありません。取引の活発さは、シドニー、東京、ロンドン、ニューヨークという四つの主要金融センターの営業時間に沿って移り変わります。どのセンターが開いているかを知れば、通貨ペアの流動性がどの程度か、どれくらい動きやすいかについて多くのことがわかります。

UTC で見る四つのセッション

FX には公式の取引開始の鐘がないため、セッション時間は慣例であり、通常は現地の営業時間に基づいています。以下の時間はおおよそのもので、各地域で夏時間が始まる・終わるときに約 1 時間ずれます。

セッションおおよその時間(北半球の冬)おおよその時間(北半球の夏)備考
シドニー21:00〜06:00 UTC22:00〜07:00 UTCオーストラリアの夏時間はおおむね 10 月〜4 月で、欧米とは逆の季節
東京00:00〜09:00 UTC00:00〜09:00 UTC日本は夏時間を採用していない
ロンドン08:00〜17:00 UTC07:00〜16:00 UTC英国の時計は 3 月下旬と 10 月下旬に切り替わる
ニューヨーク13:00〜22:00 UTC12:00〜21:00 UTC米国の時計は 3 月と 11 月に切り替わる

切り替えの週はややこしくなります。欧州と米国は異なる日に切り替えるため、春と秋の 1〜2 週間は、ロンドンとニューヨークの時差が通常より 1 時間短く、または長くなります。市場時間ツールでは、現在のセッションをあなたのタイムゾーンで表示でき、Sky Trade ターミナルの設定では、ターミナルに表示する時計とタイムゾーンを設定できます。

重なる時間帯

二つのセンターが同時に開いているときは、より多くの銀行、ファンド、企業が動いており、通常この時間帯に流動性が最も厚くなります。

  • ロンドンとニューヨーク(北半球の冬はおよそ 13:00〜17:00 UTC、夏は 12:00〜16:00 UTC)。EUR/USD、GBP/USD など米ドル絡みのペアにとって、通常一日で最も忙しい時間帯です。米国の主要な経済指標の多くがここで発表されます。
  • 東京とロンドン(07:00〜09:00 UTC 前後の短い時間帯)。欧州勢の参入で取引が活発になり、特に EUR/JPY や GBP/JPY で顕著です。
  • シドニーと東京(およそ 00:00〜06:00 UTC)。アジアの主要な時間帯で、AUD、NZD、JPY のペアが活発です。

最も静かなのは通常、ニューヨークの午後遅くからシドニーのオープンにかけてで、米国のディーラーは帰宅し、アジアはまだ本格的に動き出していません。

各セッションの典型的な姿

以下は典型的な傾向であって、ルールではありません。どのセッションも、ニュース次第で閑散にも荒れ模様にもなります。

アジアセッション(シドニーと東京)。 EUR や GBP のペアは一般に落ち着いています。円、豪ドル、NZ ドル、そして AUD/JPY のようなクロス円の取引が活発になります。値幅は狭いことが多く、価格はしばしば横ばいに推移します。

ロンドンセッション。 通常、世界の FX 取引高の最大のシェアがロンドンを通ります。EUR、GBP、CHF のペアが活発になり、値幅が広がり、最初の数時間がその日の流れを決めることがよくあります。アジア時間のレンジを抜ける動きは、ここで起こることが多いです。

ニューヨークセッション。 米ドルのペアとカナダドルが注目されます。米国の経済指標や中央銀行のニュースはこのセッション中に出ることが多く、急激な動きを生むことがあります。ロンドンのクローズ後は、EUR や GBP のペアの取引は通常落ち着いていきます。

通貨ペア活発になりやすい時間静かになりやすい時間
EUR/USDロンドン、ロンドン〜NY の重なりアジアセッション
USD/JPY東京、そして再び NYNY の終盤
GBP/USDロンドン、重なりの時間帯アジアセッション
AUD/USDシドニー/東京、NYロンドンの終盤

活発であるほど、通常はインターバンクのスプレッドが狭く値動きも滑らかになりますが、ニュースによる急変動も頻繁になります。静かな時間帯は流動性が薄くなり、退屈なレンジになることもあれば、大口注文が入ったときに突然跳ねることもあります。

具体例

UTC+3 に住んでいて、北半球の冬に一日で最も活発な時間帯に EUR/USD を取引したいとします。

  • ロンドンは約 08:00 UTC に開き、あなたの時間で 11:00 です。
  • ニューヨークは約 13:00 UTC に開き、あなたの時間で 16:00 です。
  • 重なりは約 17:00 UTC、あなたの時間で 20:00 まで続きます。

つまり最も忙しい時間帯は、現地時間でおよそ 16:00〜20:00 です。北半球の夏には、あなたの時計が変わらない場合、すべてが 1 時間早まり、現地時間でおよそ 15:00〜19:00 になります。朝しか時間がなく、たとえば現地時間 07:00〜09:00(04:00〜06:00 UTC)なら、アジアセッションの中にいるので、EUR/USD は静かで、AUD や JPY のペアのほうが動きやすいでしょう。

トレード日誌をつけているなら、セッションの列を加えましょう。数週間もすれば、アジア、ロンドン、ニューヨークの時間帯で結果に違いがあるかどうかが見えてきます。

週末のクローズ

市場は金曜日、ニューヨークのクローズ前後、夏時間によっておよそ 21:00〜22:00 UTC に閉まり、日曜の夜、アジア太平洋のセンターが動き出す同じような UTC 時刻に再開します。月曜の始値が金曜の終値から離れることがあり、これを週末ギャップと呼びます。

Sky Trade では、市場ペアに固定のスケジュールは組み込まれていません。市場ペアは実レートが届き続けている間は取引でき、新しいレートが 2 分間届かない場合(週末、祝日、配信障害など)、「このペアの市場は閉まっています」として新規取引を受け付けません。週末に取引できるのは OTC 銘柄だけで、その価格は Sky Trade のサーバーが生成しており、実際の市場には連動しません。OTC の解説をご覧ください。

セッションは方向を決めない

セッションが示すのは市場がいつ忙しいかであって、どちらに動くかではありません。忙しいロンドンの朝は、上昇トレンドにも下降トレンドにも、もみ合いにもなりえます。セッションの知識は、いつセットアップを探すか、どんな動きを想定するかを決めるのに役立ち、通貨の価格を動かすものの理解や経済指標カレンダーの確認と自然に組み合わさります。

流動性が高くても取引が安全になるわけではありません。どのセッションでも、どの取引でも、投資額全額を失う可能性があります。

よくある質問

FX 市場は UTC で何時に開きますか?

日曜の夜、シドニーセッションの開始とともに、夏時間によっておよそ 21:00〜22:00 UTC に再開します。金曜日もほぼ同じ UTC 時刻に閉まります。

EUR/USD を取引するのに最適なセッションはどれですか?

EUR/USD は通常、ロンドンセッションとロンドン〜ニューヨークの重なりの時間帯、季節によっておよそ 12:00〜17:00 UTC に最も活発になります。

なぜセッション時間は一年の中で変わるのですか?

英国、欧州、米国、オーストラリアはそれぞれ異なる日に夏時間を導入し、日本は夏時間を採用していないため、切り替え時に UTC でのセッション時間が約 1 時間ずれます。

Sky Trade で週末に市場ペアを取引できますか?

できません。新しい実レートがなければ、市場ペアの取引は受け付けられません。週末に取引できるのは、サーバー生成の価格を持つ OTC 銘柄だけです。

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